2021.11.29

Writer:
まえかわ

自社製品開発の紹介

弊社で農業分野のIOT装置、およびソフトウェアの開発を始めて足掛け丸2年近くが経過しました。
1年目はモノの開発、まだ何をするか方向性も安定しない中でセンサーや解析等の分野でスタートし、プロトタイプと実地試験の試行錯誤。
色々なお客様と交流するうちに、農業分野、ハウス栽培で使えるものに絞って製品・サービスを集中させていく事になり、環境情報の長期的収集やデータの比較ができるものを作り、試験的な設置にご協力頂ける農家さんの力も借りながら1シーズンを複数個所で試験運用して、まずまずの製品となってきました。
合わせて、現場でも手軽にデータが閲覧できたりできる様に、スマートフォン向けのアプリ開発にも力を入れ、自社名でアプリストアに並べるアプリの開発も行いました。
試験設置ではミニトマトを中心にデータ収集の実績を積み、そのほか、ハウス栽培のピーマン、メロンの他、イチゴ栽培農家さんの支援も広がってきています。

ハウス内の見える化を手軽に便利に、そしてなによりデータ比較などの機能を通じて、より効率の良い生産につなげたりできる様な「データ農業」に取り組むプラットフォームを用意しています。

一通り、可視化するための製品やサービスアプリは整いましたので、これまでの導入先でもご要望の多い、制御の分野にも試験開発を始めています。
まずは弊社のデータとの連携含めて親和性の高い、自動潅水のための制御装置(時間や温度・湿度などでコントロールする自動散水システム)の実証を協力農家さんの畑で実施中です。
実績を重ね、背品ラインナップにできればと思います。

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