2023.06.05

Writer:
まえかわ

”はったい粉”って知ってますか?

たまーにスイッチが入った時に、料理をしたりお菓子を作ったり
してしまうのですが、先日ネットでたまたま見かけた「はったい粉」
というものに興味を持ってしまい、3袋もまとめ買いしていました。

「はったい粉」とは、乾煎りした大麦やハダカムギを、
挽いて粉にしたものです。
灰褐色の見た目とほのかな甘み、大麦特有の香ばしい風味が特徴で、
昭和50年頃までは子供のおやつとして非常に重宝されていた様です。
そのままだとのどに詰まりやすいため、塩や砂糖を少し加えてから
熱いお湯や麦茶、牛乳などで伸ばし、練り菓子にして食べていた様です。

私は子どもの頃に食べた記憶も無く、別に懐かしい物でも無いはず
なんですが、色々と説明を調べているうちになんだか、
ノスタルジーな感じを受けてしまい、食べてみたいなぁとなったわけです。

買って満足・・・で数カ月放置していたのですが久々に存在を認識した際に、
そうだそうだ、コレ買ったなぁと思い「お菓子でも作ろう」とスイッチが
入りました。
簡単そうなレシピを調べると、クッキーが作りやすそうだったので、
お家にある材料を揃えました。

早速袋を開けると、確かになんだか懐かしい様な、麦の焦げたような
いい香りの粉でした。
はったい粉150g、小麦粉75g、黒砂糖50g、バターの代わりに
オリーブオイル大3、牛乳大3をベースに、隠しに塩を少々混ぜて
ボウルに入れて混ぜ混ぜします。
あまりべちょべちょにならない様に気を付けながら、牛乳の量を調整して
塊を作ります。
#私はここで捏ね過ぎて、小麦粉グルテン出しちゃったのか
 超堅焼きクッキーが出来ました。

捏ねあがったら途中に電子レンジオーブンを180℃にして予熱して
準備しておきます。
予熱のうちに、オーブン皿にクッキングペーパーを敷き、適当に板状にして
型抜いたり、包丁で四角に切って生地を分けて並べます。
予熱完了したら、あまり蓋を長く開けない様にしながらさっと
オーブンに皿をセットします。

20分程焼いて(厚み、大きさなどで調整)完成になります。

オーブンを空けて皿を出し、しばらく冷まして固めます。

食べた感じは(失敗で堅焼きになった以外は)中々香ばしくて
「懐かしい雰囲気」の食べ物が出来ました。

翌朝、朝食に並べて家族にお披露目。
息子は堅焼きは口に合わない様で、「食べにくい」と言ってあまり口に
しません。
娘と奥様は固い物が大好きなので、「素朴な味で美味しい!触感も好み!」
と言ってモリモリ食べてくれました。

さて、「翌朝」と書いたのですが、このはったい粉クッキー作りのスイッチ、
なんと土曜日の晩12時過ぎに入ってしまいまして、準備やら焼き込みやら
後片づけやらを夜中までやっていたのでした。
もう少しバターたっぷりにしてサクサク感を出したいですが、
娘がバター多く使うと怒るのと、自身のお腹回りを考えても遠慮して
しまいます。
バター使わなくてもサクサク食感になる作り方あったら教えてください。