2020.10.05

Writer:
おぢさんスキーヤー

映画とはかなり違います

 トム・クランシーのジャック・ライアンシリーズはかれこれ30年近く読み続けています。
ただ日本では2019年に「イスラム最終戦争」(原題:True Faith and Allegiance 2016年)以来、
続編が出版されてない上に最近は特に読んでいる本もないので、とりあえずこのシリーズで
知ったスパイ組織の豆知識を紹介したいと思います。

・CIA(Central Intelligence Agency=中央情報局)
言わずと知れたアメリカの情報機関です。ハリウッド映画では頭のイカレた殺人狂だったり、
部下を平気で見捨てる冷酷上司やら魑魅魍魎うごめく陰謀の魔窟のように描かれていますが
実態のところは法律を遵守した活動をしていて、暗殺なんてもってのほかだそうです。

・SIS(Secret Intelligence Service=秘密情報部)
こちらはイギリスの情報機関です。MI6という名称で知られていますが、
これは007シリーズでMI5を文字ったという説が有力です。近年まで存在が秘匿され
公式には存在しないことになっていましたが、タクシー運転手の一言で「公然の秘密」
ということがわかり公表されました。

・MI5(Military Intelligence Section 5=軍情報部第5課)
こちらもイギリスの情報機関ですが主に国内での防諜を担当しています。こちらも俗称で
公式な名称ではないという説もあったのですが、現在ではこの名前で公式ホームページが
ありそこで求人もしています。

・SRV(Sluzhba vneshney razvedki Rossiyskoy Federatsii=ロシア対外情報庁)
ロシアの情報機関で悪名高いソビエトKGBの後継組織になります。
KGBが共産党に忠実な組織だったのに対し、SRVはそれ自身が政治的な権力を
有していたり、マフィアとの繋がりが噂されたりと、よりヤバイ組織になっているようです。