2020.08.31

Writer:
3児の母

あれから1年

昨年とは大違いの長い梅雨を経て、ようやく暑い夏がやってきました。
次男が所属するごく普通の公立中学の野球部が全国大会出場ベスト8の
快挙を成し遂げ、市をあげての大盛り上がりとなったあの夏から1年です。

次の代(現3年)を中心とするメンバーの実力は先輩達ほどではない、と
いうかどう考えても先輩達が凄すぎたわけなので、”次も全国!” などとは
誰も口にしていませんでしたが...
突然のこのコロナ禍で3~6月下旬まで部活動無し、例年の総合大会は中止。

せめて3年生の引退の区切りをと、
7月下旬の連休中心の日程で特別に組んでいただいた地区大会が、
今度は強力な梅雨前線に阻まれ、予定の試合がほとんど消化できずに
延べ2日間の3試合で終了(次男の野球部の場合)、となりました。

本当は予戦4試合から上位4校の決勝トーナメントまでが予定されていて、
勝ち進むことを目指して残りわずかな日々を頑張ってきたはずでした。

このように本来からは遠く離れた形で引退を迎えることになったのですが、
救いだったのは当の3年生たちの明るさ。重圧から解き放たれた面もあるからか、
また長い自粛期間を経て野球が出来ることの喜びの方が勝っているからか、
はつらつと楽しそうにしている様子にはこちらも嬉しく、また安堵せずには
いられませんでした。

とは言え3試合のうちの2戦は大差で勝利、最後は昨年秋の新人戦での
県大会出場校と互角に戦い引き分け、という結果からは、やはり
本来の試合が出来ていたら…という思いもついつい湧いてきてしまいます。

明るいとはいえ悔しい気持ちもあったはず。
ある意味貴重な経験をした彼ら。
今後の人生に某かの影響を与えるに違いありません。
それが良い方向であることを願いつつ、
そして、次男の代(現2年)を中心とした新チームの行方はどうなるのか、
あと1年、見守っていきます。

それにしても、昨年全国大会に行けて(応援にも行けて)本当に良かった、と
このご時世に改めてしみじみ思うこの頃。楽しかった夏の思い出です。