2020.03.30

Writer:
藤田

新スタート・リスタート

4月入学・入社と新しい出発の月になりました。
毎年めぐり来る4月、私たちも同じ気持ちでリスタートしていきたい
ものですね。

何故?新年度は4月なのか?ご存知ですか?
実は国の財政赤字を解消するために、明治17年6月当時の大蔵省の
トップ松方正義がこのままだと赤字になり、自分の在任中の赤字を
避けるために、18年度分を17年度に組入れて、
これまでの会計年度を明治18年7月1日~6月30日を
明治18年7月1日~19年3月31日の9カ月にして赤字を隠して、
次年度を明治19年4月1日~翌年3月31日としたそうです。

また、当時の日本の主産業は稲作で、お米を現金化するには
1月での予算編成には間に合わず、新年度を4月の方が都合がよかった。
その当時、世界一の経済力を誇っていたイギリスも会計年度が4月ということ
もありイギリスに倣(なら)った、ともいわれています。
ちなみに、7月~6月を麦年度、9月~8月をいも年度、10月~9月を大豆年度
などがあります。

基本、国や県から補助金をもらっている学校も会計年度に合わせるようになったとのことで、
昭和に入るとほぼすべての学校が4月はじまりに統一されたそうです。
ちなみに、江戸時代は、入学・卒業時期は無かったようです。

日本人にとっては、新年度4月が当たり前ですが、
諸外国では、新年度9月になっています。

もし、日本が諸外国のように新年度が9月からだったら、
「桜咲く」⇒「稲穂実る」になるのかな?
・・・やはり、”サクラサク”がしっくりくるね。(苦笑)