2019.11.18

Writer:
50代男性

NHK特集

オランダで9歳の男の子が大学を卒業するそうです。
このニュースを見て思い出したのが、大昔に見たNHK特集です。
(NHK特集は現在のNHKスペシャルですね)

1985年から翌年にかけて約1年間にわたって放送されたのが、
「THE DAY その日」というタイトルの大型企画でした。
内容はかなりうろ覚えなのですが、10年後(つまり1995年)の
日本がどんな世の中になっているかを、ドラマとして描くというものでした。
物語の中心になっている一家はだいたいこんな感じで、
父・・・重工のエンジニア。リニアモーターカーの開発に関わっている。
母・・・普通の主婦
姉・・・普通の高校生(反抗期)
弟・・・天才少年。小学高学年の年齢ながら大学生
弟が母親を見下すようになり、家族がだんだんおかしくなっていくという
あらすじだったと記憶しています。

この番組は様々な分野について単なる夢物語ではなく、NHKが持ついろいろな
情報をもとにかなり可能性の高い未来予測をしていたはずなのですが、今になって
思い返してみるとちょっと勇み足というか、大ハズレなものも多くありました。
前述の弟の”飛び級”のようなことも高校2年生で大学に進める制度は
出来ましたが、実施しているのは一部の大学だけです。
またリニモーターカーも実用段階にある想定でしたが、現実はまだ
トンネルを掘っている真っ最中です。ちなみにドラマでは”西ドイツ”企業と
競合して失注の危機でした。
なによりも驚いたのが姉の通う高校の登校風景で、ベビーカーを押して歩く
”ママさん女子高生”が当たり前になっているというものでしたが、
これは2019年の今でもそんな空気はまったくありませんね。

結論。先のことはわからない。