2015.01.13
咲くやこの花
年の瀬も迫る頃、長男の冬休みの宿題一覧を目にし、
妙に気になるものがありました。
「国語 百人一首を覚える」。
中1生の宿題にとやかく口を出したくないのでなるべく
黙っているつもりでしたが・・・
子供は私より数日早く冬休みに入ったものの、
最初の土日は部活絡みの大会があり頭は部活で一杯、
気づけば2014年の終わりもすぐそこ、
しかしその宿題に取り掛かっている様子無し。
そこでちょっと、やってるのかと聞いてみると、
はっ!としたもののまだ平静を保っている長男。
しかし初めて参考プリントを取り出して見てようやく、
思ったよりやばいぞ、と気づいた様子(笑)
そんな様子を見かねて、というよりたぶん面白がって(?)、
翌日ダンナが百人一首を買ってきました。
そこでウン十年ぶりに百人一首をすることに!
実は私は、中学時代密かに(?)学校の百人一首大会に
情熱を燃やしていました。
でも周りにそんな様子の人はいないし、
最初に百人一首を知った小6の頃(当時通っていた小学校では
6年生は百人一首大会があったからなのですが)
当時はチンプンカンプンだったのを覚えています。
なので、まさか家族で百人一首が出来るとは思っていなかったのです。
小2の次男がつっかえつっかえでダンナや長男からの非難を浴びながらも
なんとか句を詠み、
3歳の末娘は参加はもちろん無理ながらもカルタが好きな年頃なので
新種のカルタの登場(!)に興味があるのか意外と邪魔せず、
(後日段々と取り札の上を堂々縦横断するようにはなりましたが(汗))
誰も嫌がらずに百人一首をしてくれることが
とてもうれしく感じられた年末年始でした。
また、上の句の5文字目くらいで下の句の札をバチン!と叩けた時には
なんて気分爽快!!(ストレス発散?!)
こんなことで十代の活気(?)が蘇ったような気分になれるのだなと(笑)
意外な発見です。
そして、
若い頃はただ句の響きの美しさや面白さを感覚的に楽しんでいたような
気がしますが、今改めて目にすると、自然と意味が体に浸み込んでくる
ような句もあり、これもまた新たな発見だったのでした。