2024.11.11

Writer:
まえかわ

ウルトラマン、好きですか?

皆さん、円谷英二という方を知っていますか?
日本映画界初の特撮映画監督の巨匠であり、
初代ゴジラ映画の特撮や、今もシリーズが続く
「ウルトラマン」の特撮でも有名な方で
50代、60代の方にはテレビでなじみ深い人も多いと思います。

福島県須賀川市出身の円谷英二監督の偉業を称え、
須賀川駅前エリアはウルトラマンや怪獣の立像が街を飾る
ウルトラの国になっています。

そこにある市民交流センター(図書館や役所機能がある施設)の中に
「円谷英二ミュージアム」があります。
入館無料で円谷英二監督の歴史、
特撮に関する書籍やパネル、模型展示などがあり、
興味のある人には楽しい場所かと思います。

特に、怪獣に関しては、それぞれの怪獣に関する設定や考察が深く、
生み出されるストーリーなど、作品には見えない背景、
参考モチーフとした動植物や物体のデッサンなど、
空想にリアリティを持たせるための並々ならぬ情熱を感じ、
生み出す仕事の苦労や、その先にある楽しさ・喜びなどに
共感し、感動しました。

子どものころ、ぼーっと見てたウルトラマンなどの特撮、
撮影背景としてのプールスタジオの模型などは、
”当時、こんな事までして、こんな大がかりな設備作って撮影していたのか!”
とずっと眺めていました。
通信が速くなり、映像がきれいになり、特殊効果にはCGが多様され、
「リアル感」だけでみれば現代はなんと簡単になった事だろうと思います。
逆に、それら技術が無い時代に、
「そこに存在しないものを如何にリアル見せるか?」
のための発想や情熱、努力を想像すると、
色々整った現代でも見習うべきものは多いな、
と背筋の伸びる思いでした。

〇円谷英二ミュージアム(須賀川市民交流センターtette内)
https://s-tette.jp/museum/