2024.03.18

Writer:
sim

電気自動車(EV)の未来

ちょっと気になっているニュースについて

つい最近まで、電気自動車(EV : Electric Vehicle)が
「EVシフト」「カーボンニュートラル」「エンジン車全面禁止」
「日本の自動車産業は遅れている」「エンジン車を作っている
場合ではない」「河野大臣 vs トヨタ」などなどと、盛り
上がっていました。

個人的には、以前から言われていた「充電設備の不足」
「電力不足」「製造にかかる環境負荷」「産業構造の急転換」
「リチウムイオン電池の熱暴走」などなど、いろいろな技術的
課題や社会的な課題について、いつの間に解決したんだっけ?
自分の勉強不足か?くらいに思っていたのですが、、、

昨年暮れぐらいから
「ドイツ、エンジン車全面禁止に反対」「EU、環境に良い
合成燃料(eフューエル)のエンジン車は認める方針転換」
「米テスラ、中BYDの販売台数減少」「トヨタの販売台数増」
などなど、急に、EVシフトを不安視する雰囲気が。。。

そのような中、ある意味トドメ?

3/6「商船三井、運搬船火災は電池が原因としポルシェを提訴」
といったニュースが。。。
中国製のモバイルバッテリーとか低品質なものならいざしらず
高級車ブランドのポルシェですから、そこに抜かりはなかった
のでは?

昔、ボーイング787のリチウムイオン電池が熱暴走する事件が
ありましたが、リチウムイオン電池って制御が難しいところが
あり、その危険性は10年ほど経っても完全には解決していない
ように見えます。

この裁判の結果によっては、EVを船で輸送できなくなったり
輸送費(保険代)がメチャメチャ高くなったりしそう。

従来の電池(液体電解質)より安全性が高く小型化/大容量化が
期待される「全固体電池」が登場するであろう、数年先まで
EVは当面、足踏みなんですかね?