2021.03.15

Writer:
sim

自宅のネット環境を改善

我が家のネット環境について、無精で使えりゃいいやと、しばらくほったらかしにしていたのですが、年を追うごとに遅く(重く)、WiFiの接続失敗も増えている気がし、コロナ禍のステイホームで、ネット利用も増えていることから、いろいろと見直してみました。もし似たようなことでお悩みの方がいればご参考に。

〇家までの回線速度の改善
まず我が家の状況、@niftyのプロバイダで、NTTさんのマンション用Bフレッツ・光接続、マンション内が電話線を利用するVDSL接続(max100Mbps)。050ではない市外局番で始まるNTTの光電話を使用。フリーウェアなどでネット速度を調べると、深夜が20Mbpsほど、午後の時間帯は1Mbpsほどという体たらく。

色々紆余曲折したのですが、最終的に行ったのは、NTTとプロバイダに設定変更を依頼し、「V6プラス」(別名「IPv6 IPoE」「IPv4 over IPv6」、biglobeさんでは「IPv6オプション」)を導入。

これにより、20時前後の一番重い時間帯でも80Mbpsほど出るように。プロバイダの切り替えや新しい機器を導入することなく、工事費などの一時的な費用もなし。手順としては

・光電話であることを確認(市外局番、光電話ルーターの有無)
・光電話ルーター(ホームゲートウェイ)が対応しているか確認
 https://www.jpne.co.jp/service/v6plus/
・NTT(0120-116-116)に、光電話のタイプを確認
 タイプ1の場合、タイプ2に変更するよう依頼(1,2日で終わるはず)
・契約しているプロバイダに「V6プラス」にするよう依頼
 プロバイダのwebサイトでも受け付けています。判らなければサポート電話

〇WiFi接続できなくなる現象対策
以前、WiFi接続できていたタブレットが、ある時から急に接続できなくなり、タブレットを再起動してもOSを更新してもダメで、あきらめてしまったものがあるのですが、調べると、WiFiのチャンネルでした。

2.4GHz帯の場合、最近の規格では1~13chが利用可能ですが、古い規格(11b)で日本だけ14chが使えるものがあるそうで、WiFiルーター側を再起動したら、他のチャンネルになったようで、無事接続可能になりました。

〇WiFi接続が切れる現象対策
WiFiルーターから離れた寝室や子供部屋で、ネット利用中、たびたび接続が切れて使いにくかったので、対策してみました。

まず2000円ほどで中継器を購入。電波強度が改善され、しばらく様子を見ていたのですが、電波は強いのに接続が切れる謎の現象が発生。中継器の設置位置を変えてみるも解決せず、電波干渉を疑うように。調べると

・2.4GHz帯、壁など障害物に強く有効範囲が広いが、干渉には弱い
・5GHz帯、干渉に強いが、壁など障害物に弱く有効範囲が狭い

WiFiルーターからの電波を5GHz(11a)にし、中継器から2.4GHzと5GHzを出す形にしたところ、今までになく安定。現在、これで運用しています。

すべて光接続の1Gbps,NURO光の2Gbpsや、Wi-Fi6(11ax)の9.6Gbpsとかと比べて全然なのはもちろん、古い規格すら使いこなせてなかったようで、お恥ずかしい限りですが、古い規格・古い機器でもきちんと設定すれば、まだまだ現役で使えますってお話でした。