2019.10.15

Writer:
3児の母

熱い夏(回想)

ほんの少し前まで暑い日があったものの、季節は確実に秋と感じるこの頃。
次男が所属するごく普通の公立中学の軟式野球部にまつわる今年の夏を、
少し懐かしく振り返ります。

(前置き: 3年の代が6月の地区大会で県大会進出を決めており、
1年の次男はまだ応援と下働きだけの身分)

7月下旬
夏休み開始、と同時に県大会がスタート。
連日早朝5時半または5時の集合に合わせ、
汚れたユニフォーム類の洗濯やおにぎり・氷など持ち物の用意で
寝た気がしない日々。(※平日です)
フラフラながらも勝ち進んでいるため気分は良い。
そしてなんと優勝!関東大会出場決定!

8月上旬
予定されていた1・2年の強化合宿はなくなったが、関東大会(in群馬)のため
慌ただしく宿泊の準備。負け次第帰ってくるということもあり
連日仕事中もLINEから続々と来る情報が段々と気になり出し、
仕事に集中できなくなってきたがとうとう優勝!感動!!

猛暑の中、宿泊に同行したり連日早朝から日帰りでサポートしていた先輩母たち
には、本当に頭が下がります。

お盆過ぎ
全国大会in滋賀!! 私の夏休みの終盤に当たっていたため応援に参加を決意。
応援組は1年生部員・応援保護者・前顧問の先生を乗せた大型バスで
7~8時間かけて滋賀県に到着。
初戦、勝利の瞬間、周囲の熱気と歓喜の中で飛び上がって喜んでいる自分に気づ
いて驚く。(こんなの久しぶり)
甲子園のように選手たちが整列して校歌斉唱、しかも陽が傾いてきて選手たちが
なんと美しく誇らしく見えたことか、今思い出してもとても感動的だった。

応援組の宿泊は更に移動し京都の安いビジネスホテルだが、1年生は1人1部屋
(ベットは2つ)の贅沢ぶり。選手組(滋賀泊)に合わせて早寝・早起きを
させるため夜の見回り?で一苦労しつつも、子供たちと交流できて知らなかった
子の性格が少しわかったりして良かった。

順調に2勝し、準々決勝は昨年の優勝校との対戦。
緊迫した接戦の末、この送球で勝ちという文字通りの勝利目前で、痛恨のミス。
・・・これで勝っていたらもう優勝していたんじゃないかと思うほどでとても惜
しいけれど、みんなここまで本当によく頑張った!

夢のような時間は過ぎ、私の夏休みが終わるためそのまま皆より一日早く帰京。
同行した娘との新幹線の中、「夏が終わったな」と、少しの寂しさと充実感の
入り混じった不思議な感覚を味わった。

応援組は京都と滋賀を応援バスで日々往復。(※観光はしていません)

遠征費用はたくさんかかりましたが、まさかの大変貴重な体験をすることが出来
た、特別な夏となりました。