2018.08.27

Writer:
にわか飛行機マニア

最近の暇つぶし

少し前の話になりますがシンガポールで米朝の首脳会談があり、ワイドショーなどでは
金正恩氏の専用機がシンガポールまでたどり着けるかなどと、若干失礼かつ余計なおせっかいで
にぎわっていたのをご記憶と思います。
結局、金正恩氏はエアチャイナのチャーター機に乗り、専用機は随伴機(おとり?)として
使われていたようです。
この時、SNSなどでは北朝鮮を出発してからシンガポールに到着するまでの現在位置が、
逐一実況されていたのをご存知でしょうか?
なぜそのようなことが可能なのか。実は「Flightradar24」という飛行機の現在位置を見ることが
できるサイト/アプリがあるからなんですね。
簡単に仕組みを説明すると、飛行機には衝突を防ぐために現在位置、高度、速度といった情報を
発信することが義務付けられています。この電波は専門の機関だけではなく、誰もが受信することが
可能になっています。これにより世界中の航空マニアの人たちが受信し、その情報がこのサイトに
集められることで、地図上で見ることができるようになっているんですね。
夜中に暇つぶしにこのサイトを眺めていて気づいたことがいくつかあるので紹介します。

その1:空にも道がある
飛行機は好き勝手に飛んでいるのでは無く、決まった航路に沿って飛んでいるのはご存知と
思いますが、このサイトで見るとあらためてそれを実感します。例えば太平洋を見ると
日本とハワイの間にキレイに列を作っているのがよくわかります。

その2:ジャンボジェットはまだまだ現役
2014年3月を最後に日本の旅客航空会社では使われなくなり、世界でもETOPSの緩和や燃費の問題から
次々と姿を消しているボーイング747ですが、貨物輸送ではまだまだ現役で旅客機の減るこの時間に
なると日本の上空を縦横無尽に飛び交っているのがよくわかります。

興味のある方は一度ご覧になってみてください。